【担当者コラム】Vol.5:現在のコンピューター伝票事情

こんにちは、当サイトの運営・対応を担当しております、得丸です。
以前のコラム記事で伝票には大きく3つの種類があるとご紹介しました。
今回はその中の、2つを掘り下げてみたいと思います。

①コンピューター用連続伝票(複写数枚もの)

連続プリンターで印字する事を前提としたコンピュータフォーム伝票。
一昔前は、このフォーム伝票はかなりの受注量を誇っていました。

大量の伝票を扱う事業主様においては、日々数百・数千の伝票処理を行う為に、連続プリンターというものが開発され、それ専用のコンピュータフォーム伝票の市場は急速に伸びていきました。

しかし、パソコンが普及した現在、一番の影響を受けているのがこのフォーム伝票であるとも言えます。
使用量が多いためにコスト的にも大きなものとなっていた事も一つありますが、なによりもコンピュータフォーム=パソコンを使っている為に、簡単にその他の処理方法に置き換えられていきました。
データのみでのやり取りと、A4やA3サイズのコピー用紙などに変わってきています。

しかしながら、それにはシステムのやり変えや仕組みの変更など、いろいろな費用もかかったり、コンピュータフォームだからこその不正回避、複写枚数の高さ、同時処理能力の高さなどから、現状でも一定の業種・お客様からはご発注いただいております。
この状況下でもコンピュータフォーム伝票を新規で作ったり、発注数量が増えているお客様もいるのは確かです。

②コンピューター単票伝票(1枚もの)

コンピューターフォーム伝票の代わり、そして一部手書き伝票の代わりに生まれてきたのが、A4サイズの単票伝票用紙です。レーザープリンターで印刷する事を前提としています。

これら伝票用紙は、パソコンに組み込まれたソフトにより、レイアウトが決まります。
導入時は、購入先のシステム会社などから用紙を買われていると思います。
または、白紙のコピー用紙をセットして、全ては都度印刷をしているなどだと思います。
当社でも、請求書と給与明細書は、この単票伝票用紙を使用しています。
もちろん、社印や枠のデザイン、色付き部分などは、自社のオフセット印刷印刷機で印刷したものです。

そうです。
このA4サイズ単票伝票用紙の需要がここ近年徐々に増えつつあります。

白紙を自分の会社の複合機にセットして、一から全て印刷されば良いのでは無いかと考えがちですが、やはり、コスト、そして時間を考えた時には、私たち印刷会社で事前にある一定の印刷加工を施した状態の用紙を作り、使用したほうが良いのです。

具体的にいうと、お客様の会社で印字する内容は、文字や数字などの黒文字だけにするという事です。
請求書や見積書などには会社の印鑑が必要ですが、これを都度印刷するとカラー印刷になってしまいます。
コスト高の原因です。

また、複合機自体もカラーのものが必要になってしまいます。
それ以外にも、枠も色付きのものにする事で、納品書・請求書の違い訳をするには、事前に印刷した用紙を作るほうが得策です。
お客様の方で枠なども印刷するという事は、その印字時間がプラスされるという事ですので、伝票処理時間が増えてしまいます。
数字や文字のみの印字にする事で、処理する件数・枚数が増えるのです。

そして、納品書、請求書を同時出力する場合や、A4一枚に3件数の納品書を発行するなどの場合は、切り取りミシンが必要となりますが、そんな場合も事前に印刷会社でミシンを入れておく必要があります。
それら需要にお答えする為に、当社ではマイクロミシンのミシン機も導入し、お客様へのよりよい商品を収められるようにしています。

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